SSブログ

オリンピックと器械体操 [日記]

今回のオリンピックで1番楽しみなのが、柔道でもなく水泳でもなく器械体操。
そのきっかけを作ってくれたのは、ソウル五輪のセルゲイ・ハリコフ(旧ソ連)という選手だった。日本の池谷、西川という高校生コンビも当然応援していたけれど、ハリコフ選手の床を観て一気にファンになってしまった。この選手の演技は非常に完成度が高く、かつ綺麗だった。今でもやる人が少ない床での「前方抱え込み2回宙返り」や、当時の最高技「伸身月面宙返り」は芸術と言えるほど綺麗で、ビデオで何回も何回も観た。最後の「着地」で一歩動いてしまったのに、それを考慮しても途中の技がすごすぎて「10点満点」を出さざるを得なかった伝説を持つ。
ほかにも跳馬での「前方3回宙返り」や吊り輪の「後方3回宙返り」という高難易度の技を持っている。そんなすごい選手なのに、ソ連では“若手の一人”という位置づけであった。その当時、少年だった自分は、世界の層の厚さを痛感するとともに完全に「ハリコフ」の虜になっていた。

この世界に“もし”が許されるなら、今回の北京五輪にもしハリコフが出場していたならば、間違いなく上位に食い込んでいたと断言できる。それくらい今でも見劣りしない技術を持つ“スーパースター”だった。


19歳の内村航平選手、銀メダルおめでとう。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。