SSブログ

世界あっちこっちめぐり [本]


ももこの世界あっちこっちめぐり

ももこの世界あっちこっちめぐり

  • 作者: さくら ももこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 単行本


タイトル名どおり、著者が興味を持った国々へ旅する旅行記。なんだけれど、この人は有名な観光スポットや歴史的建造物に関心が薄く、基本ぐうたら旅。
刺激的なアクティビティに参加したりとかはまずなく、主にホテル先でマッサージを受けたり、美味しいものを食べたり、おしゃれな雑貨を買ったりとその辺は結構女性的。
読後まず思ったことは、こういう旅の形もあるんだなと。
ただ、内容的にかなり大雑把で1時間もあれば読めてしまうので、もっと掘り下げてほしかったところ。
読み物としてはちょっと物足りない。

菅野美穂 旅フォトエッセイ「カンタビ」 [本]


カンタビ

カンタビ

  • 作者: 菅野 美穂
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/27
  • メディア: 単行本


大好きな菅野美穂さんの旅フォトエッセイを購入。
今までに訪れた31カ国の写真と、旅に対する想いが綴られた1冊。装丁もおしゃれ。
31歳で31カ国なんて、旅が本当に好きじゃないと達成出来ない数字だ。

またどこかに行きたくなったら、これを見て“疑似体験”しよう。

パラドックス13 [本]


パラドックス13

パラドックス13

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2009/04/15
  • メディア: 単行本


待ちに待った、東野さんの新刊が出たので早速購入。
ストーリーは、
13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間―目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。
というもの。

東野さんにしては珍しく、かなりSFっぽい小説ですが中々面白くあっという間に読了。後半に進むにつれてどこかで観た映画(タイトル名言っちゃうとネタバレになってしまうので秘密)のようなオチになっていったのはご愛嬌でしょう。自分は好意的に受け止めました。

設定が設定だけにドラマ化や映画化は結構難しいだろうなあ。
パニック映画が好きな方にオススメ。

東野圭吾最新作 [本]


ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/10/23
  • メディア: 単行本



聖女の救済

聖女の救済

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/10/23
  • メディア: 単行本


しばらく東野さんの作品から遠ざかっていたけれど、本屋に行ったら新刊が発売されていた。しかも「ガリレオの苦悩」と「聖女の救済」の二冊同時刊行。
どちらかといえば、後者が気になる。
背表紙の帯に書かれたストーリーを読んだら、すごく面白そう。
うう、読みたい。
ものすごく迷ったけれど、懐事情を考えて今回は断念。
ハードカバーは何かと財布に厳しい。ただ、文庫化まで待てるかどうか。
ほしいなあ。
もしかしたら何かの拍子に買っちゃうかもなあ。

あ、ドラマ「流星の絆」は、第2話見逃しました。つけたら第3話予告やってました。

いろいろな本を読むのは楽しい [本]

小説から少し離れ、再び旅行モノ、及び興味のあるモノだけを読書することに。本を読むこと自体は大好きなのだ。興味は尽きない。


コリア驚いた!韓国から見たニッポン

コリア驚いた!韓国から見たニッポン

  • 作者: 李 元馥
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 単行本


元々は韓国で出版された本で、それを日本で出版するにあたって若干リニューアルした本。漫画形式になっている。
著者は李 元馥という韓国の漫画家。日本と韓国の関係を個人的感情を排除して、なるべく客観的にニュートラルな位置で比較している。
読んでみると実際かなり深いところまで掘り下げられているが、「今の日本の技術発展は、全てオリジナリティを排除し“いいとこ取り”を優先した結果」という誤解もしているので注意が必要。韓国人は日本をこう見ているんだというのがわかったのが収穫。


ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈2〉 (新潮文庫)

ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈2〉 (新潮文庫)

  • 作者: 小林 紀晴
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫


アジアの中の日本から旅立った日本人、“アジアン・ジャパニーズ”たちにインタヴューしカメラを向け、まとめた一冊。パリ編。
海外に定住する日本人に旅の動機、葛藤、彼らは何を見つめて、何処へ向かっていくのかなど、内容は結構堅い。自分はこういう傾向の本は嫌いではないので熱中して読めたけれど、気軽に手に取るにはちょっと重すぎる。F1層は手に取りにくいかも。
著者は西洋人に対してコンプレックスを抱いているようなので、もうちょっと日本人であることの“誇り”を持ってほしかった。読み物としては面白い。

東野圭吾作品まとめ2 [本]

東野さんの本をハマりにハマって気がついたら40作品読んでいた。
以下、読み終えた作品を刊行順に列挙。

1 放課後 ('88フジ系)
2 学生街の殺人
3 魔球
4 鳥人計画
5 宿命('04ドラマ化、WOWOW放送分) 
6 犯人のいない殺人の夜(短編集) ('90関西TV)
7 変身('05年) 
8 美しき凶器
9 同級生
10 分身
11 怪しい人々(短編集)
12 むかし僕が死んだ家
13 虹を操る少年
14 パラレルワールド・ラブストーリー
15 あの頃ぼくらはアホでした(エッセイ集)
16 天空の蜂
17 どちらかが彼女を殺した(加賀恭一郎-3)
18 悪意(加賀恭一郎-4)
19 探偵ガリレオ(短編集、湯川学-1)('07フジ系)
20 秘密 ('99年)
21 私が彼を殺した(加賀恭一郎-5)
22 白夜行('06 TBS系)
23 超・殺人事件(短編集)
24 レイクサイド'05 「レイクサイドマーダーケース」)
25 時生('04年NHK)
26 ゲームの名は誘拐('03「g@me」)
27 手紙('06年)
28 殺人の門
29 幻夜
30 ちゃれんじ?(エッセイ集)
31 さまよう刃
32 容疑者Xの献身(湯川学-3)(08年秋公開予定)
33 さいえんす?
34 夢はトリオをかけめぐる(エッセイ集)
35 赤い指(加賀恭一郎-7)
36 使命と魂のリミット
37 たぶん最後の御挨拶(エッセイ集)
38 夜明けの街で
39 ダイイング・アイ
40 流星の絆(08年秋放送予定 TBS系列)

確か東野さんの作品は全部で60作品くらいだったと思うので、3分の2読んだ計算に。我ながら結構読んだと思う。でも面白いんだから仕方が無い。
この時点で個人的ベスト5を挙げるならば、

1 容疑者Xの献身(あまりにも衝撃的、文庫も買った)
2 殺人の門(心理描写がリアルだけどアホな主人公が好き)
3 さまよう刃(復讐というテーマはミステリにピッタリ)
4 たぶん最後のご挨拶(エッセイはやっぱり好き)
5 私が彼を殺した(犯人当てというのが面白い、袋とじザックリ開封)

でしょう。2位以下はほとんど差が無く、気分で変動。その他、「秘密」「手紙」「変身」も好きな作品。
「天空の蜂」は途中で挫折してしまった唯一の作品。
今後は出来れば新作エッセイも書いてほしい。

読書感想7月編 [本]


時生 (講談社文庫)

時生 (講談社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/08/12
  • メディア: 文庫


どうしようもない若者だった主人公は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追って過去、現在、未来が交錯する世界へ引き込まれていく感動ストーリー。
タイムパラドックスを扱ったものとしては最後うまく処理している。自分はもっとどろどろしたものが好き。
感動したい人にオススメ。



超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 文庫


推理小説誕生の舞台裏をブラックに描いた危ない小説8連発。
今まで長編ばかり読んでいたので、気軽に読めてしまう。「超・殺人事件」というタイトルなので、ものすごい殺人事件が起きるんだと思っていたら、見事に騙された。気分転換したい方にオススメ。



あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 文庫


著者の小学校から大学までのエッセイ集。怪獣好きがひしひし伝わってくる一冊。ゴジラ好きの方にオススメ。



使命と魂のリミット

使命と魂のリミット

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: 単行本


心臓外科医を目指す主人公は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。医学サスペンス。
専門用語が頻繁に出てくるので、出だしが取っ付きにくかったけれど、中盤以降から面白くなっていった。心臓外科医にオススメ。


タタタタ旅の素 (文春文庫)

タタタタ旅の素 (文春文庫)

  • 作者: 阿川 佐和子
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫


本屋でたまたま目に留まった一冊。この方がテレビに出てる人だと、買うまで気づかなかった。
世界各国旅した軽い旅行記、エッセイ。人の旅の体験はやっぱり面白い。トラブルはもっと面白い。旅行好きにオススメ。




してみたい!世界一周

してみたい!世界一周

  • 作者: 吉田 友和
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本


「世界一周」を実現するためのあらゆる情報を、新婚旅行で世界一周をしてしまった旅マニア夫婦がまとめた世界一周完全ガイド。誰もが憧れる世界一周。
自分も各国旅行している気分になれる。しかも情報満載で面白い。一人200万、夫婦で400万あれば600日に及ぶ世界一周の貴重な体験が出来ます。これが高いか安いかはその人次第。自分は安いと思った。世界一周したい人にオススメ。

東野圭吾、伊坂幸太郎、読書感想など [本]

結構まえに図書館で予約してた本がたて続けに入ったので、小説は小休止しようと思ってたのに、夜な夜な読みふけってしまった。貸し出し期間は2週間なので量が多いと必然的に寝不足になるのが嬉しいけれど辛いところ。

今回読んだ作品は
東野圭吾著
・赤い指(わりと好き。少し地味かも)
・殺人の門(あまり人気作ではないみたいだけど、めちゃハマった。克明な心理描写がすごい)
・宿命(ラストで驚愕)
・むかし僕が死んだ家(登場人物二人。なのにここまで書けるのはすごい)
・白夜行(分厚いので読むのにかなりの時間を費やした。人物を把握するのに大変だったけど、時間があればドラマも観てみたい)
・さまよう刃(被害者遺族による復讐がキーワード。面白くてすぐ読めた)
・ダイイング・アイ(冒頭の事故の描写が衝撃的。「記憶喪失」という題材はミステリにピッタリ)
・レイクサイド(登場人物多め。引き込まれるまでがかなり長かった)

宮部みゆき著
・火車(東野さんの文体に慣れているため、読み進めるのに手間取った。個人的にあのラストは好きではない)

伊坂幸太郎著
・鴨とアヒルのコインロッカー(知り合いに借りて読んだ。面白い。読み終わった感想は、どうやって映像化させたんだろう??)
・陽気なギャングが地球を回す(粋なセリフがタランティーノ映画を彷彿とさせる。いい意味でポップコーンムービー。痛快かつオシャレ)

なんだかんだで結構な量読んでしまった。面白いから仕方がないけれど。
ハマるというのはこういうことを言うんだろうなあ。

東野圭吾作品 まとめ [本]

最近頻繁に読んでいる東野圭吾作品についての読書メモ。
自分が混乱しないように記しておきます。
今まで読んだ作品は、

さいえんす?
容疑者Xの献身
幻夜
手紙
探偵ガリレオ
どちらかが彼女を殺した
秘密
流星の絆
たぶん最後の御挨拶
悪意

の10作品。ほぼ読んだ順に列挙しました。
上記の中で個人的ベスト5を選ぶならば、

1 容疑者Xの献身 (あまりにも衝撃的だったので)
2 手紙 (読後感のよさ)
3 たぶん最後の御挨拶 (エッセイも面白い)
4 幻夜 (最後を除けば好き)
5 悪意 (こういう書きかたもあるのね)

異論、反論あるでしょうが今のところこんな感じ。
「レイクサイド」「ダイイング・アイ」「夜明けの街で」を購入したけれど未読。
とりあえず、読書タイムが増えすぎて他ごとがおろそかになってきたのでこれらは一旦中断し、落ち着いたらまた読み始めようと思います。面白いから困っちゃう。

東野圭吾著「流星の絆」 [本]

最近どっぷりハマりつつある、東野圭吾作品「流星の絆」を読み終わってまず思ったのは、書きだしから結末までどこまで決めてから書いているんだろう、ということ。未読の方の楽しみをうばいたくないので内容に関しては触れないけれど、次々と新たな場面へ展開していく描写を読む度にその疑問は肥大していった。

なにかの雑誌に、作家には結末を含めた全てのプロットを組み立ててから書き始めるタイプと、結末は決めずに骨格となる大まかなストーリーだけ決めといて、あとはその場のノリで書いていくタイプに大別されるというのを読んだ。
前者もすごいけれど後者もすごい。
ノリで書きながらも一定の水準を保ちつつ、矛盾が発生しないように綿密に計算されて書いていく。そして尚且つ、パズルのピースがひとつひとつはまっていくように謎が氷解していく結末、となればこの人の頭のなかは一体どうなってるんだろうとこじ開けて調べたくなる。
ただ、小説だけでなく絵に対しても同じことが当てはまると思った。簡単なラフだけ描き、あとはさぐりさぐり絵を描いていく“あとは野となれ山となれタイプ”と、理想の最終形が頭の中にすでに出来ていてそれを筆に移すだけの“天才タイプ”に。
間違っても自分は後者じゃないけれど。
(仕事で依頼された絵はもちろん入念に下書きしてから描いてます)


話題が反れましたが「流星の絆」よかったです。その伏線引っ張って来たか!ていう感じでした。

流星の絆

流星の絆

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: 単行本



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。