第82回アカデミー賞

映画ファンとしては見逃せないアカデミー賞の発表がありました。
結果はご覧の通り。

・『ハート・ロッカー』が作品賞・監督賞を含む６冠。
・『アバター』が視覚効果賞など３冠。
・『プレシャス』が助演女優賞など２冠。
・『カールじいさんの空飛ぶ家』が長編アニメ映画賞など２冠。
・キャスリン・ビグローが女性監督として史上初の監督賞受賞。
・サンドラ・ブロックがオスカーとラジー賞を初の同時受賞。


くしくも「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグローと「アバター」のジェームズ・キャメロンは元夫婦。
この注目の対決は、奥さんの勝利となった。
作品の良し悪しと興行成績は結びつかないという証左ではあるけれど、ただ、この結果は受賞前から「アバター」ではなく「ハート・ロッカー」に投票しようという“運動”があったので、ある程度予測はついていた。
アカデミー会員は昔から娯楽作品を軽視する傾向があるような気がする。

個人的には、ゴールデン・ラズベリー賞の授賞式に出席したサンドラ・ブロックは格好良かった。
サンドラ・ブロックは、壇上で「何となく、誰もこの映画をちゃんと見ていない気がするの。だって、本当にしっかりと見てくれていたら、私はここにいないはず」と言い放ち、「だから、皆さんに1枚ずつ『オール・アバウト・スティーブ』のDVDを差し上げます」とスピーチ。

こんなスピーチなかなか言えない。素晴らしい。

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